4143.~学習態勢づくり~
2022/07/30
4143.~学習態勢づくり~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「たまに、変化球を」(7月30日)
おはようございます。国分寺教室の萱沼です。
M君はコンピュータやゲーム機のことについて詳しい生徒さんです。
どの機種のスペックがどうの、値段がどうの、デザインがどうのと、いったん話し始めるとなかなか止まりまらず、
「授業に戻ろうね」と言ってうながすのですが、すぐに元の話に戻ってしまいますことがあります。
ある日のこと、またスマホの話が始まってしまったのですが、
「授業に戻ろうね」とは言わずに、強引に授業に戻ったことがありました。
そうしたら、M君の方から、
「55分まで授業をやったら残りの5分はスマホの話をしてもいいですか?」ときちんと聞いてきました。
もちろんOKしました。
そして、55分まできちんと授業に集中することができました。
残り5分のスマホの話はとても楽しそうでした。
たまに変化球を投げてみるのはありかもしれないと思いました。
◇ワンポイント・メッセージ
M君、なかなかに心得ていますね。許されてしまうと、ついつい好きなことにのめり込んでしまうのは誰にでもあることです。授業において、ある種の緊張感を持つことは講師として必要です。そんな空気を生徒さんも肌で感じて、行動の抑制、調整ができるようになっていきます。ですから、親御さまからは「教室ではよくやるんですね」という声を折に触れ聞くことができます。学習態勢づくりは、教室の担う大きな役割です。
