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3758.~授業を振り返る~

3758.~授業を振り返る~

2021/05/07

3758.~授業を振り返る~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

~今日のElephasブログ:「不平も消えて」(5月7日)

おはようございます。八王子教室の泉田です。

3月にご入会のTくんは、中学3年生。数学が課題です。正負の計算の基礎を学習しています。

ある日、学校で何か嫌なことがあったのか、授業が始まる時はかなり不機嫌そうな様子でした。

「ちゃんと授業を受けられるだろうか…」と少々気にはなりましたが、予定通りに正負の数の加法・減法の授業を始めました。

まず初めに数直線を使った考え方を説明しました。その後、「では解いてごらん」といきなり該当する問題をすべて解かせるのではなく、数問ごとに区切って類題で解き方を確認してから取り組ませる、という形式で進めました。

はじめは「こんなの出来ないよ…」と不平が出ていましたが、どんどん進んでいくうちに不平は少なくなり、解くスピードも増して、最後の問題では不平は一言も口にせずにササッと解き終わりました。

「よくここまで出来たね。すごいよ!」と声をかけたらTくんは笑顔を見せつつ、

「先生と一緒に解いたから出来るんだよ。家に帰ったら忘れちゃうよ」と言いました。

「大丈夫。 忘れたらまた復習すればいいんだから、ね!」

Tくんの表情からは、来た時の不機嫌さがなくなっていました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

不機嫌な様子で来室したという、Tくん。そのTくんが授業中に笑顔を見せ、不機嫌さも消失したとは、授業として成功ですね。しかも、Tくんが苦手とする数学でありながら。授業の進め方のどこが良かったのでしょう。良い授業ができた時にも、振り返りが大切ですね。実践で得た指導ポイントを把握することが、講師の力となります。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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