3476.~理解の構造~
2020/06/01
3476.~理解の構造~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。
~今日のElephasブログ:「プラスが上でマイナスが下の方が…」(6月1日)
おはようございます。八王子教室の中野です。
zoomの遠隔授業で、A君の数学の授業の担当を始めました。
現在は、正負の数の復習を中心に進めています。
授業の感想を訊いてみると、『先生は数直線をつかって正負の数を説明してくれたけど、
「プラスが右で、マイナスが左」という数直線より、「プラスが上でマイナスが下」という数直線の方が分かる』という言葉が返ってきました。
その後のA君との授業は「上に進めばプラス、下に進めばマイナス」という数直線を使うことによって、順調に進めることができました。
A君のリクエストは尤もで、「プラスが右で、マイナスが左」という数直線よりも「プラスが上でマイナスが下」という数直線の方がA君は正負の数を直感的に感じるのだと思いました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
そうですね、A君にとってプラス・マイナスは温度計のイメージが強いのかもしれませんね。その他諸々の数値を想定する場合、すべてが上下でイメージしやすいわけではありませんし、座標のx軸とy軸とでは、上下・左右で2次元を表します。が、まずは導入として自身が最も理解しやすいイメージで正負の数に取り組もうとするA君の努力は大いに評価できますね。ひとり一人の理解の構造にフィットした指導法、せっかくの個別指導ですから私たち講師はそこを常に心掛けていきたいものです。
