5175.~興味〜
2025/11/17
5175.~興味〜 【ケースに学ぶ】
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
今日のElephasブログ:「休み時間」(11月17日)
おはようございます。朗豊ゼミナール 秋津教室の福永です。
中2のM君は、数学が大好きで、興味のある事柄に集中して取り組んでいます。
先日は「僕、8ケタ×8ケタの計算ができるんです。何でも良いので問題を出してみて下さい」と、自慢げに。
「じゃあ、20240701×20251022ってのはどう?」
それからM君、しばらくの間黙々と計算に取り組みました。
その場で咄嗟に思い付いた数字ということもあり、正解は出題者の講師にも分からないので、インターネットの電卓ツールの力を借りて答え合わせをしたのですが、自分の導き出した答えと電卓ツールによる答えが異なっていたため、
M君、計算用紙を見直して、数か所の計算ミスに気づきました。
どうやら電卓ツールの答えが正しかったようです。
日頃からパソコンを使い慣れているM君、
「ちょっとAIで試してみても良いですか?」とのこと。早速試してみることにしました。
すると、先程の電卓ツールの答えとは異なる結果です。
それではとばかりに、さらに異なる3種類のAIに尋ねてみると、そのうちの一つは電卓ツールと同一の答えで、答えに至るまでの道筋まで丁寧に解説してくれたのですが、いずれにせよ、4種類のAIがいずれも異なる答えを示すのです。
M君も講師も、さすがにこれには驚いてしまいました。
調べてみるとAIというものは、モデルや設定の違いによって計算の精度が大きく変わるようで、
「電卓として正確に:20240701×20251022」といった指示を出してあげると良いのだそうです。
「AIといえど、的確な指示を出してあげないと期待通りの答えを導き出すことはできないということなんだよね。良い勉強になったね」と、帰り際にM君に声掛けをしたところ、
「コンピュータは面白いから、しっかり使いこなせるようにしていきたいです。でも、やっぱり道具なんか使わなくても自力で正確な計算ができるようになりたいです」とのことでした。
◇ワンポイント・メッセージ◇
講師が生徒さんの気持ちに応える、時には、こんな息抜きもイイですね。
