4246.~心を感じながら~
2022/11/26
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「聞いていない?」(11月26日)
おはようございます。府中教室の岩崎です。
Aくんは、笑顔がとてもかわいい小学2年生です。
そのAくん、講師が授業中に発した言葉を聞いていないかのようにしている場面がありました。
しかし課題への取り組みを見ると、学習の内容は解っていることが把握できます。
講師への応答がなくても、Aくんはしっかりと講師の話を聞いて、授業に参加していたのです。
そこでたとえ応答がなくとも常にさまざまな場面で話かけ、また学習面ではもちろん、しっかりと説明をしていきました。
この状態が1カ月程度続いたある日、Aくんから、
「学校の国語の漢字テストで、95点を取った」と話してくれたのです。
Aくんの頑張りを褒めてあげたことがきっかけで、彼との距離がまた縮まった気がします。
しばらくして、親御様にとって念願だった“彼の自立の一歩”、一人での通室ができるようになり、
学習に対してもより意欲的に取り組む姿勢がみられるようになりました。
◇ワンポイント・メッセージ
Aくん、講師との信頼関係の中で、着実に成長されているようですね。成長の良いサイクルが回転し始めましたね。講師の話を聞いていないかのように感じられる場面でも、 “ちゃんと聞いてる?”なんて性急に問いたださなかったところがポイントです。「たとえ応答がなくとも常にさまざまな場面で話かけ、また学習面ではもちろん、しっかりと説明をしていきました」、この態勢がAくんに安心感を与え、信頼感を育んだのでしょう。生徒さんの心を感じながら、講師は自身の対応の仕方探っていく、個別指導だからこそそれが可能です。
