3954.~穏やかに~
2021/12/20
3954.~穏やかに~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「最初は教えないでね」(12月20日)
おはようございます。朗豊ゼミナールの井上です。
小学校1年生のTくんは、とても愛嬌があります。
いつもニコニコと笑顔で教室に入室します。
小学校1年生の元気な挨拶は、とても気持ちが良いものですね。
「先生、今日は学校からこの宿題が出ました。わからないところを教えてください」と、
とてもしっかりとした口調で話し、1年生とは思えないくらいです。さらに、
「先生、まず自分で問題をやるから、最初は教えないでね」と言う姿勢に、感服です。
取り組んでいる様子を眺めながら、彼との対話がしばし途絶えてしまったなと思っていると、彼から声がかかります。
「先生、ここがどうしてもわからない・・・」と。
そこで、一緒に問題を解く前に、私講師が考えさせられることがあります。
Tくんが声をかけてくるタイミングが、いつもとても自然で、かえって講師の気分を良くしてくれるのです。
小学校1年生ながら、コミュニケーションが上手にとれているのです。
驚きです。
うーん、この先どんな成長を見せてくれるのでしょうか。
とても楽しみな生徒さんがまた一人増えました。
◇ワンポイント・メッセージ
Tくんは、とても安定している生徒さんのようですね。安定していながら、愛嬌があり、元気がある。すばらしいことです。「教えてください」「わからない…」と言えること、これは意外と難しいものです。「分からない」という状況に押しつぶされそうになってしまうケース、間違えを認めることのできないケースなどあります。生徒さんの器質的なことによるものもありますが、そうであれば一層、周りには穏やかな対応が求められます。Tくんのこれからが、本当に楽しみですね。
