4945.~講師のやる気から~
2025/02/17
4945.~講師のやる気から~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「“氣”を届ける」(2月17日)
おはようございます。朗豊ゼミナール 秋津教室の福永です。
私立中に通っている1年生のM君は、学校からの帰り道にある秋津教室に通っています。
毎回、学校行事のことや授業の様子などを話してくれるのですが、その日は
「体育の時間にバスケをやって、なんだか疲れた…」とポツリ。
少しだけ休みを取り、顔色もよくなった頃に授業に入りました。
英語は教科書本文の音読から開始するのですが、
疲れたM君に少しでも「氣」を届けようと、いつもより大きめの声でリードしました。
“Hey , what are you doing ?”
「ヘイ、ワラ ユー ドゥーイン」
“I’m playing tennis with Sam , Maria and Karen in the park.”
「アイム プレイン テニス ウィズ サム, マリア エン カレン イン ダ パーク」
それまでヘタレ気味だったM君、ここで
「先生、これ、ファット アー ユー ドゥーイングって読むんじゃないんですか」と聞いてきました。
「M君、日本人は King Kongをキングコングって読むみたいだけど、じゃあHong Kong は何て読むか知ってる?」
「ホングコング…ですか?」
「ブッブ~、正解はホンコンだよ!-ngで終わる単語って、最後『グ』なんて聞こえないんだよね。
せっかく英語の勉強をしているんだから、英語っぽく読んだほうがカッコいいでしょ。
音読する時って、難しく考えないで聞こえた通りに読めば良いんだよ!
だからapple はアッポー、people はピーポーで良いんだよ」
といったやり取りをしながら授業を進めていると、M君、ずいぶん元気になってきました。
登塾時は今日の授業はあまり進まないかもと思ったのですが、予定通り進めることができ、
何よりも元気に帰っていくM君を見送ることができて良かったです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
体育の時間のバスケ疲れで、少々消沈だったM君ですが、講師の気持ちを込めたすばらしい発音に覚醒したようですね。講師の“氣”が届きました。生徒さんのやる気も、講師のやる気次第ですね。来室した時よりも、元気に帰って行く、理想的です。いつもそんな授業でありたいですね。
