2644.~プラスワンの工夫で~
2017/10/03
2644.~プラスワンの工夫で~
知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「実際にしてみて、やってみて」(10月3日)~
こんにちは、秋津教室の今関です。
今回は、いつも一生懸命に頑張る6年生のSさんについてのお話です。
土曜日に来室するSさん。
計算問題が大の得意で、2桁の計算なら暗算ですいすいと問題を解いてしまいます。
ですので得意な計算はもっと伸ばしつつ、教室では新しい単元にチャレンジし、
できることを増やしていこうと指導をしております。
今月からチャレンジしているものは、「小数」について。
いつも身近にあるはしたについての問題ですが、単元として考えてみると難しく、
紙と鉛筆での学習だけでは、なかなかしっくりきません。
そこで、リットルますを使って実際に水を入れてみて、「はした」とはなんなのか一緒に考えてみました。「きっちり3つ分入れるのが難しい」と言いながら、小さなマスに3つ分水をいれてみて、
これが「0、3なんだ!」と大発見。その後計算問題にも取り組み、満点花丸をもらうことができました。
実際にしてみて、やってみて。
こうして着実な理解を図りつつ、できることを増やしていきたいと思います。
発達支援教室Elephas(エレファース)
http://www.zoukei-rythmique.jp>
◇ワンポイント・メッセージ◇
Sさん、リットルますとデシリットルますが目の前に出てきて、「えっ、これなーに?」。
これだけで学習課題へと気持ちを引き寄せることができます。
そして、「これが”0、3なんだ!”と大発見」とのこと。これだけで、とても有意義な1時間です。
教室で学習するって、こういうことです、
ひと工夫して、講師もワクワク、生徒さんを迎える。
そして生徒さんの気持ちを惹きつけ、納得へと導く。
「だから、~でしょ」とこちらから押し付けるのではなく、
生徒さん自ら発見させる。
”大発見”した生徒さんも嬉しかったでしょう。同時に、満足した生徒さんを見ることは、
講師にとってとても嬉しいことです。
プラスワンの工夫で、生き生きとした授業を作り上げることができるのです。
造形リトミック研究所
発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
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