3519.~”本気“を体験~
2020/07/20
3519.~”本気“を体験~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「無我夢中で暗唱練習」(7月20日)
おはようございます。 府中教室の井上です。
生徒さんの本気になったときのすごさにハッとさせられることがあります。
先日、Sさんと国語の授業をしていました。
Sさんは、福沢諭吉の「天地の文」を学校で暗唱しなければならないということで、音読に取り組んでいました。
しかし、読みにくい言葉が並んでいるせいか今一つ乗り気になれない様子でした。
そのうち講師も一緒に読んでみました。
すると、「先生、どちらが先に覚えるか競争しよう!」と言ってきました。
「競争?」“先生”を相手に・・。でも何となくこれは本気になっているなと感じました。
微笑ましくなり、「望むところ!」と参戦することにしました。
こちらも本気で勝負に付き合います。
ゲーム世代の子供たちは競争が大好きなように思います。
必死の音読、そして講師に負けまいとする無我夢中で暗唱練習するSさんの姿に驚かされました。
競争の相手は誰でもよい。本気の勉強に結びつくのなら。
どんな生徒さんも本気になれるのです。
そして本気を引き出してあげることがこちらの使命だと実感しました。
この先一皮むけたSさんに出会うのが楽しみです。
今、府中教室では、本気で取り組む生徒さんが一人また一人と増えています。
皆さんの今後が楽しみです!
◇ワンポイント・メッセージ◇
「そのうち講師も一緒に読んでみました」、この講師の姿勢が生徒さんの競争心に火を付けたようですね。講師の一生懸命な姿に気持ちを動かされたのでしょうか。それとも、この先生になら勝てると思ったのでしょうか。何れにしても、生徒さんが本気になれたのは何よりです。”本気になる“ということ、一度体験してこそ、”本気になる“とはどういうことかが分かるものです。希望の職業があり、大学受験を目指しているSさん、この時期に”本気“で取り組めたことは、この先の受験勉強においても大きな力となることでしょう。
