3563.~多くの言葉に~
2020/09/09
3563.~多くの言葉に~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「合いの手を入れながら」(9月9日)
おはようございます。八王子教室の中野です。
八王子教室に元気な声が戻ってきました。
小4のT君です。
4月にZOOMの授業になって以来、およそ、4か月ぶりの対面授業です。
ZOOMの画面越しには、週2回会ってはいたものの、直接顔をみると、ちょっとほっとしたというのが正直な感想です。
さて、授業ですが、この日は、国語の教科書を一緒に読みました。少しずつではありますが、読める漢字が増えてきています。
その一方、読めない漢字もあります。
T君を担当してほぼ9か月ほどになりますが、だんだん、T君のくせというか、“独特の間”というようなものが見えてきました。
T君の場合は、読めない漢字があると、まずは、
- 意味のつながる読みを考えてなんとか埋めようと努力します。
- そして、それでも考えが浮かばない場合は、いったん読みが止まり、
- そのまま何もしないと、読めない漢字は飛ばして、次の文に進んでしまいます。
“いったん読みが止まり”の呼吸をとらえて、
「これは○〇と読むよね。そうだ、きちんと書けるか、紙に書いてみよう」と合いの手を入れて、うまく書けたら、
「じゃあ、続きを読んでみよう」と言いながら、一緒に読み進めます。
まさに、“合いの手を入れながら一緒に読み進める”というのがぴったりくるような言葉だと思います。
これからも、一つひとつではありますが、あせらず、着実に漢字が覚えられるようにサポートしていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
“合いの手を入れる”、まさに個別指導ならではですね。T君の、「意味のつながる読みを考えてなんとか埋めようとする」という努力は大いに評価できますね。文意を考えればこそできることです。国語の教科書は、言葉の宝庫であり、言葉にまつわる様々な世界が広がります。考えても分からない読みはどんどん教わり、多くの言葉に触れていきましょう。
