4247.~自身の意図を~
2022/11/28
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「言葉、感性を伸ばす」(11月28日)
おはようございます。朗豊ゼミナール秋津教室の井上です。
小学1~4年生くらいの方と学習する機会が増えてきました。
授業を行う時、生徒さんに語りかける言葉を意識しています。
たとえば「急いで動こうね」とは言わずに、
「サッと動こう」とか「パっと動こう」というような声かけをしています。
その方がどのくらい急ぐのかが、伝わります。
後者は擬態語と呼ばれますが、意識して使うようにしています。
Hくんにも通じたのか、彼は「サッと終わらせるぞ」と自ら使うようになり、取り組みのスピードがアップしました。
それを聞いた講師は、「うれしい」と表現しました。
生徒さんが感じているであろうことに、「面白い」「きれいだね」と、形容詞や形容動詞で語りかけることも意識しています。
Hくんに対する「うれしい」という表現もその一つです。
彼はその後、「ぼくもうれしい」と返してくれました。
まさにうれしさが伝わってきました。
感じたままの表現を生徒、講師ともに使っていくことは、子どもたちの感性を伸ばしていくことにもつながると思います。
◇ワンポイント・メッセージ
講師はその一挙手一投足に自身の意図を持つことはとても大切です。言葉においても同様です。無意識に、または無用心に言葉を使うのとでは、積み重なるうちにその差は大きく生じます。現にHくんについてのブログからも分かるように、Hくんは講師の発する言葉に敏感に反応し、その言葉を体得していきます。伝わる言葉を、伝わるように届けていく、・・・生徒さんの言葉を丁寧に育てていきましょう。しかし生徒さんは不適切な言葉にも反応し体得してしまいますから、ご注意を。
