4499.~心理的配慮を~
2023/09/16
4499.~心理的配慮も~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「まずは生徒さんのひと言から」(9月16日)
おはようございます。朗豊ゼミナールの井上です。
幾つかの教室に出没している講師ですが、三鷹教室での一コマを少々。
その日は授業の最初にI君が、
「先生、問題を出すよ」と言ったので、
「クイズ?」と思わず聞いてしまいましたたが、
「身近にある24画の漢字は何でしょう」と、彼はにこにこしながら言いました。
講師は、「先生に問題を出すの?」と思いましたが、
「身近にあるか~、もしかして三鷹の鷹」と答えていました。
すぐさま彼は、
「今度は先生の番。先生が僕に問題を出して」と言ってきました。
実は彼は漢字が好きなのです。
講師は「自由の由の筆順は」と口頭で問いかけました。
すると彼は真ん中の縦棒から先に書こうとして、思いついたように手を止めて言ました。
「あっ、これはこの前うっかりして筆順を間違えそうになった漢字だ。左側の縦棒が1画目だよね。自由の由の筆順は間違えやすいから気をつけるように言われたことを思い出した」。
I君は笑顔になり、その日の授業へと向かう姿勢が整ったようでした。
ここに大切な要素が含まれていると思います。
すぐに授業には入らず、まずは生徒さんのひと言に耳を傾けることからはじめています。
ここからその日の生徒と講師の授業態勢が出来上がることを実感させられます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
24画の漢字・・・?よく、すぐに「三鷹の鷹」と答えられましたね。それだけもすばらしいのですが、当講師は生徒さんの心理的状況をよく理解し、把握し、それを優先し、高校合格や大学合格へと導く名講師です。朗報ゼミナールHPでも実践例を記述していますので、よろしかったらどうぞご覧ください。「すぐに授業には入らず、まずは生徒さんのひと言に耳を傾ける・・・ここに大切な要素が含まれていると思います」、その通りですね。
