3907 .~文章題~
2021/10/29
3907 .~文章題~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「何算?」(10月29日)
おはようございます。八王子教室の石塚です。
算数のプリントに「何算かな?」というものがあります。
文章問題を読んで、足し算なのか引き算なのかを自分で考えて、計算するというものです。
計算すること自体は得意だけれど、文章から立式をするのが難しい生徒さんがいます。
足し算は、「合わせていくつ?」や「全部でいくつ?」のようにキーワードがあって、
わかりやすいものが多いのですが、
引き算は、「使っていないものはいくつ?」、「○○君のお金はいくらになった?」のように、
物の名前や言葉数が増えるがゆえに難しいものもあります。
計算をするプリントは、“何算か?”の判断ができるようになってからにして、
まずは“何算か?”の判断だけのプリントを用意することにしました。
文章問題の下に書かれた「足し算」、「引き算」に○を付けるだけですが、
簡単に答えられる分、問題文をじっくりと読むことができるかと考えました。
二つの数を見たらとりあえず足してしまったり、小さい数から大きい数を引いたりしないよう、
まるで国語のプリントのような算数のプリントが役に立ちますよう。
◇ワンポイント・メッセージ◇
文章題の立式は、ほとんどの生徒さんが抱える課題です。立式が難しい理由が、文章の読解力にあるとしたら、国語のような算数プリントはきっと役に立つことでしょう。計算よりも「+」か「-」かの判断を優先したことは良策ですね。また理由が数の操作のイメージにあるとしたら、具体物を使った作業を積み重ねる必要があります。何れであっても、答えが〇か×かという結果ではなく、読むプロセス、作業のプロセスを楽しみ大切にしましょう。
