3897.~思考回路を形成する~
2021/10/18
3897.~思考回路を形成する~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「じっくり待つ」(10月18日)
おはようございます。国分寺教室の中野です。
Оさんは現在中学2年生です。小学校6年生当時の中学入試のころから担当して、約2年が経ちました。
当時は、分数の足し算や台形の面積の求め方などを学習していました。
それが、来週からは、三角形の合同条件や証明の単元に入ります。
あっという間に授業の内容も変わってきて、時の経つのを早く感じます。
Оさんの授業はZООMで行っています。
一問目は一緒に解いて、次の同じような問題は、Oさんが解答するのを待ちます。
時々、待っている時間がこちらの想定の時間を超えることがあります。
最初のうちは、その都度、頻繁に声をかけていました。
しかし、授業を進めていくにつれて、Oさんの場合は、問題集を見直して解き方を確認したり、
類似の問題を先に進めている時間であることに気付きました。
・・・むしろ、過度の声掛けがご本人の集中を低めてしまっていたのかもしれません。
現在では、多少長い時間であっても、じっくり待つようにしています。
また、最近では、
「どうしてこういう答えになったか説明して」というと、きちんと説明出来る様になってきました。
ご本人の成長が垣間見える場面です。
◇ワンポイント・メッセージ◇
講師として、良い気づきでしたね。学習は、ただテンポよく進めば良いとは言い切れません。“分からないけど言われたようにやってみた”ということでは、その場限りのものとなってしまいます。指導は、生徒さんの中に思考の回路を形成してあげるものでなくてはなりません。
