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3610.~一工夫で~

3610.~一工夫で~

2020/11/03

3610.~一工夫で~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

~今日のElephasブログ:「M君」(11月3日)

おはようございます。国分寺教室の堀川です。

中学2年支援級のM君。

英語は、be動詞や人称代名詞から復習し、数学では、正負のたし算・ひき算、

国語は、漢字は中学校で習う漢字をある程度書ける上に、短めの読解文なら、その論旨をきちんと掴むことができています。

元々、鉄道が好きな彼は、新幹線から東京メトロの車輛にいたるまで、実に詳しいのです。そこで、鉄道にかかわる漢字の書き取りテキストを、順番に仕上げてきました。

そのテキストには新幹線のみならず、ローカル線でも、鉄道ファンならよく知る鉄道の写真があり、解説が載っています。鉄道への興味から、M君は漢字もよく覚え、うまく書けるようになってきたのです。

今では慣用句や四字熟語などに取り組み始めています。

M君は、常日頃の環境からなのか、言葉や言い回しというものはよくわかっており、練習問題というより、日常的な次元のこととして、楽しみながら問題を解いています。

また彼は、遅刻・欠席・時間の変更など一切なく、宿題もきちんとやってきます。

しかし少し前、授業中に時折寝てしまうので、注意をしました。

その注意が功を奏したのか、それ以降、一度も寝ることもなく、頭を机に置くことさえなくなり、ひとつ成長したように見受けられます。

やがて彼も、ひとり立ちしていかなければならないときがやってきます。

彼の興味関心の向くところに、彼自身の将来が開けるでしょう。

彼と築いた信頼関係の下、彼の成長と学習の進展を見守っていきたいと思っています。

 

◇ワンポイント・メッセージ

中高生が多く通う朗豊ゼミナール(発達支援教室Elephasに続く補習・進学教室)。部活動を終えて飛び込むようにして教室に通って来られる生徒さん方は、時に居眠りをしてしまうことも。一枠60分の貴重な学習時間、講師としては5分でも無駄にしたくないところです。「寝ている場合じゃないよ!」と言いたくもなりますが、そこで、一工夫が必要です。空気を入れ替える、持参したお茶を飲む時間を与える、顔を洗うよう促す、ホワイトボードを利用して立って授業を行う、・・・。各講師のこうした工夫を耳にすると、とても嬉しくなります。そして朗豊ゼミナール講師として何よりも大切なのは、指導法の工夫です。生徒さんの目が覚めるような授業を行いましょう。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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