3376~趣味の力を教科に活かす~
2020/02/03
3376~趣味の力を教科に活かす~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「しっかり勉強!」(2月3日)
おはようございます。八王子教室の中野です。
T君は、支援級に通う中学2年生です。
鉄道が好きで、塾に来る際には近くの鉄道模型店で購入したNゲージを持ってきて、
鉄道の話がとまらないほどです。
講師の方はといえば、鉄道模型の話は詳しくなく、
「先生も(鉄道模型のことを)しっかり勉強して!」といわれています。
さてそのT君ですが、数学は少々苦手な様子で、
一次方程式を解くのに時間がかかってしまいます。
しかし、一回の授業の中で、問題を解けば解くほど、一つの問題の解答にかかる時間が短くなります。
つまり、授業が進むにつれ解くパターンが定着していっているのです。
授業の最初から解くパターンを自分のものにしていれば、もっともっといろいろな問題に挑戦できるはずです。
解法パターン獲得の効率化を図ること、それがT君の授業における講師の課題です。
◇ワンポイント・メッセージ◇
T君、Nゲージへの情熱は、数学の一次方程式にも注げているようですね。1回の授業の中で問題を解くペースが上がっていくとは、数学が苦手とは云え、期待が持てます。趣味で養った力は、教科学習でも活かせることでしょう。「先生も(鉄道模型のことを)しっかり勉強して!」というT君の言葉の通り、一つの手ごたえを契機として、T君も一次方程式をしっかりと勉強していきましょう。きっと数学の面白みに気づくはずです。
