3167.~日頃から、対話を~
2019/06/03
3167.~日頃から、対話を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「長所は?短所は?」(6月3日)~
おはようございます。国分寺教室の盛田です。
中学3年生のA君は、都立職業学科を受験する予定です。先日、面接練習で、長所と短所について考える場面がありました。
A君に自分の長所について聞くと、少し照れながらも、「みんなからよく優しいと言われる。」と答えました。
確かにA君はいつも穏やかで、機嫌の悪いところを見たことがありません。
部活の後の遅い時間の授業にもかかわらず、疲れていたり、眠そうだったり、やる気がなかったりすることが一切なく、
いつもまわりの人を温かい気持ちにします。
会話のはしばしからも、友達から好かれ、楽しい学校生活を送っている様子がうかがえます。
教室の年下の生徒さんからとても慕われ、
「A君は?いつ来るの?」とその生徒さんもA君に会うのを心待ちにしています。
「A君って怒ることあるの?」と聞くと、「ないなあ。」とのこと。
そんなA君の優しさ、温厚さを、講師も見習わなくてはと思っています。
ちなみにA君に自分の短所について聞くと、「ついつい無駄遣いしてしまうこと。」だそうです。
これもとても言い得ていて、自己分析の的確さにも感心しました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
A君、的確に自己分析をして、もう既に長所と短所を答えることができているのですね。
短所をきちんと認めることができているのはすばらしいことです。また長所とし、自他ともに「優しく穏やかである」と認められるのもすばらしいことですね。
先日、進路についてお母さまと面談を致しました。A君の興味に親御さまも関心を持たれ、身辺自立や成長、進路や障害についての特徴の把握(これは当てはまるけれど、これは…)等に関して日常的にきちんと対話を成立させていらっしゃいます。「困ったときには家庭がある、という安心感を持たせたい」というお母さまの言葉は深く印象に残りました。
