2951.~教科書で味わう~
2018/09/27
2951.~教科書で味わう~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「八木重吉 果物」(9月27日)~
おはようございます。拝島教室の嶋村です。
生徒さん方と一緒に勉強しています。本当に、本当に、勉強になります。
「いい仕事をさせてもらってるなあ」と思います。
小学校の国語のワークに、八木重吉の詩がありました。
果物 八木重吉
秋になると
果物はなにもかも忘れてしまって
うっとりと実のってゆくらしい
いま、小学生、中・高校生のみなさんは、季節で言えば「春」ですね。
始まったばかり。芽吹いて、成長して。
「私」は、年齢的に「秋」です。
「なにもかも忘れてしまって、うっとりと実ってゆく」途中です。
きっと、小学生のときにこの詩を読んでも、わからなかったであろう
「年老いていくことのすばらしさ」です。
季節が秋、の講師が、
春の皆さんの成長の土台として、少しでも力になれますよう。
拝島教室を、一度のぞきに来てみてください。
◇ワンポイント・メッセージ◇
きょうのElephas blog、はじめの二行からして同感です。
「・・・きっと、小学生のときにこの詩を読んでも、わからなかったであろう」、そこも同感です。
生徒さんと読む文学作品、今の「私」だからこそ感じるもの、分かることがありますね。
教科書を教えるだけでなく、講師も親御さん方もご自身味わってみられることをお勧めします。年を重ねてきた者としてこその味わい。
八木重吉との、あらためて良い出会いでした。
