2938.~理解する力~
2018/09/12
2938.~理解する力~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「読後の感想を」(9月12日)~
おはようございます。国分寺教室の西岡です。
ある生徒さんの授業では、国語の読解問題を解いて筆者の考えを把握したのち、読後の感想を話します。 小説の読解後は、登場人物の心情についての疑問から、その人物へ言いたいこと…まで様々な感想を。
論説文においては、筆者とは異なる意見とその根拠を話します。
対話を終えると「今日も哲学の時間になったね」と生徒さん。
問題文のごく短い文章を基に、色々なことに気付き、考えを深めている様子に驚かされました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
AIの進歩によって、世の中のさまざまな仕事がAIに取って代わられようとしている今、AIに代わられないのは読解能力を要する分野だといわれています。読解能力とは、つまり言葉の意味を“理解”してさらに言葉を繰って自ら表現する力です。
一見、ロボットにもそれが可能であるかに見えますが、ロボットはそれを予め設定された計算によって行っているのです。決して、ロボットは“理解”して行っているのではないのです。
その意味で、テキストを読み込み、読後の感想を話し合うというのは、とても大切な学習です。話し合う=対話は、それ自体が表現です。文章表現も加わると、さらに効果的ですね。
